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FMチューナーの感度についてHEADLINE

2013.1.9

感度の単位


 FMチューナーの感度は、[dBf][dBμ][μV]などの単位で表されます。

カタログでは、[dBf]という単位がよく使われています。

[dBf]は電力を表す単位で、fはフェムト(10-15)の略です。  

つまり、0dBf=1×10-15ワット、ということになります。

一方、[dBμ][μV]は電圧を表す単位です。

[dBμ]は、0dBμ=1μボルトということになります。また、[μV]は、表示のままμボルトを表しています。

なお、[dBf]の場合は、FMチューナーに実際に加わる有効電力値ですが、[dBμ][μV]の場合は、標準信号発生機のオープン(負荷ナシ時)出力電圧値で示します。なので、実際にFMチューナーに加わる電圧は表記値の1/2ということになります。

  FMチューナー感度で、[dBf]という電力の単位がよく使われる理由は、

1.   FMチューナーの入力インピーダンスが75Ωと300Ωの場合がある

2.   電圧での表記の場合、オープン時の電圧かロード時の電圧かで間違えやすい

などの理由からだと思われます。

 なお、カーラジオのFMチューナーの場合は、入力インピーダンスが75Ωだけなので、[dBμ]もよく使われます。

75Ω入力のチューナーの場合は、5dBf=0 dBμと覚えておくと便利です。

 

 下表に[dBf][dBm] [dBμ][μV]の関係を示します。

有効電力

電圧(75 Ω)

電圧(300Ω)

dB(fW)

dB(mW)

μV

dB(μV

μV

dB(μV

10-15

0

120

0.55

5

1.1

10-14

10

110

1.75

5

3.5

11

10-13

20

100

5.5

15

11

21

10-12

30

90

17.5

25

35

31

10-11

40

80

55

35

110

41

10-10

50

70

175

45

350

51

10-9

60

60

550

55

1100

61

10-8

70

50

1750

65

3 500

71

10-7

80

40

5 500

75

1.1×104

81

10-6

90

30

1.75×104

85

3.5×104

91

10-5

100

20

5.5×104

95

1.1×105

101

10-4

110

10

1.75×105

105

3.5×105

111

10-3

120

0

5.5×105

115

1.1×106

121

10-2

130

10

1.75×106

125

3.5×106

131

(注)「JIS AM/FM放送受信機試験方法」より

 

実用感度とは


 通常、実用感度とは、変調周波数1hzまたは400hz、変調度30%(22.5dev)の時、S/N30Bとなる入力レベルを示しています。当然、値が小さいほど高感度のチューナーになります。

 カーラジオのFMチューナーは、かなり高感度に設計されており、一般的に、511dBf(0〜6dBu)くらいです。

 なお、最近のカーラジオのFMチューナーは、外付けされていたLNAFETICに内蔵され、そのため実用感度が3dB〜5Bほど悪くなりましたが、IFフィルター帯域制御機能により弱入力で帯域を狭くすることで感度UPさせ、悪くなった分を補っています。

 あと、カーラジオの場合は、弱入力ハイカットコントロールという機能を使っており、これにより実用感度が2dBほどUPしています。